- 医療レーザーの機器と種類の違いは?
- 照射方法とは何?
- 医療レーザーの特徴や効果、おすすめを教えて!
あなたは日々のヒゲ剃りに悩み、青ヒゲを解消するためたくさんの方法を調べまわったと思います。
せっかく医療脱毛という手段にたどり着いたのに
「クリニックの料金やキャンペーンだけで選ぼうとしていませんか?」
実は、医療レーザーの種類や照射方法を知らないと思った効果が得られずに
- クリニックの変更
- ヒゲ脱毛を辞める
といったことになってしまいます。
私は約7年前からヒゲ脱毛に通い始め、「数々の失敗や一度辞めた過去があります」その経験を得て現在は着実に青ヒゲを解消中です。
» ヒゲ脱毛の効果【5回目 写真付き】
この記事では青ヒゲを医療脱毛で解消するため、クリニック選びに迷っているあなたへ「医療レーザーの種類、機器、照射方法」を詳しく解説していきます。
この記事を読むと広告や料金に騙されることなく、あなたに最適な医療レーザーを見つけることができます。
クリニック選びでついつい料金に目が行ってしまいますが、レーザーの特徴を知ることで日々の効果のギャップを埋めることができますよ!
結論
・レーザーの種類と照射方法で効果が決まる
・レーザーの機器はレーザーを搭載している機械
・あなたの毛質や肌の色に最適なレーザーを選びましょう
ヒゲ脱毛の仕組み
初めにヒゲ脱毛の仕組みを説明します。
すべての毛にはサイクルがあります。
- 成長期
- 退行期
- 休止期
このサイクルを毛周期といいます。
ヒゲ脱毛は成長期のときにレーザーを当てることで1番効果が得られます。
レーザーの仕組みとしては、レーザーを毛に当てると熱が毛の色素をたどり毛根まで伝わって、成長組織になる毛乳頭へダメージを与えて破壊していく方法になります。
レーザー脱毛が痛い理由!
レーザーを当てたときの熱が毛根まで一点に伝わりとても痛みを感じます!
ですが、痛みと効果は比例しているので「痛み:大=効果:大」
これがヒゲ脱毛=痛いと言われる仕組みになります。
ここからレーザーを詳しく説明していきます。
医療レーザーには【種類】【機器】【照射方法】
- レーザーの機器(10種類以上)=本体のこと
- レーザーの種類(3種類)=レーザーという光のこと
- 照射方法(2種類)=光の出方
レーザーの話しになると「ヤグレーザーがかなり効くよ」「ジェントルレーズは〇〇の人向け」っという声を聞くと思います。
間違えではないのですが、レーザーの種類と機器がゴチャゴチャになっています。
分けて考えると理解しやすくなるので、一つずつ解説していきます。
レーザーの種類
レーザーの種類とは、レーザーという光のことを指します。
種類は全部で3つ、それぞれ波長の長さが違いメリット、デメリットがあります。
とにかく痛みと効果だけ知りたい。というあなたは下記を参考にしてください!
・とても痛いが早い速度で効果を実感したい→ヤグレーザー
・少し痛みと速度を抑えて効果を実感したい→アレキサンドライト
・痛みをかなり抑えてコツコツ効果を実感したい→ダイオードレーザー
こちらが全体の比較表になります。
ヤグ レーザー | アレキサンドライトレーザー | ダイオードレーザー | |
波長 | 1,064mm | 755mm | 800mm |
剛毛への効果 | 高い | 高い | 低い |
産毛、硬毛化 | 高い | なし | 高い |
色黒肌 | 可能 | 不可 | 可能 |
痛み | かなり痛い | 痛い | やさしい |
効果の実感 | 早い | 普通 | 遅い |
それでは一つずつ詳しく解説していきます。
ヤグレーザー
ヤグレーザー | |
波長 | 1,064mm |
剛毛への効果 | 高い |
産毛、硬毛化への効果 | 高い |
色黒肌 | 可能 |
痛み | かなり痛い |
効果の実感 | 早い |
ヤグレーザーの特徴としては3つの中で1番波長が長く、皮下脂肪まで届くレーザーです。
色黒肌のあなたでも安心して照射できます。
硬毛化や産毛にも効果があり、早く効果を実感したいあなたにおすすめです。
ただしメラニンに反応しづらく照射スピードが他のレーザーに比べて遅いことがデメリットになります。
また効果の実感が出やすい分、とても痛みがありますので苦手なあなたは笑気麻酔(しょうきますい)で痛みを緩和することができるので料金なども事前にチェックしておきましょう。
笑気麻酔(しょうきますい)とは
施術前にガス状の麻酔を吸って、レーザーの痛みを緩和する方法です。
ただし痛みが完全になくなるわけではなく、あくまで緩和剤という認識でいましょう。
クリニックによって料金の有無などがあり、ヒゲ脱毛料金とは別途かかってきますので料金設計に忘れないように要注意。
アレキサンドライトレーザー
アレキサンドライトレーザー | |
波長 | 755mm |
剛毛への効果 | 高い |
産毛、硬毛化への効果 | なし |
色黒肌 | 不可 |
痛み | 痛い |
効果の実感 | 普通 |
アレキサンドライトレーザーの特徴としては日本人の肌質や毛質に合うレーザーになっています。
3つのレーザーの中で1番メラニン(黒い色素)に反応することから、取り入れてるクリニックが最も多いのも特徴です。
ただしメラニン(黒い色素)に反応する反面、産毛や硬毛化への効果がありません。
また色黒肌への照射は火傷のリスクが伴うため、照射を断られたり日にちを先延ばしにされるクリニックもあります。
ダイオードレーザー
ダイオードレーザー | |
波長 | 800mm |
剛毛への効果 | 低い |
産毛、硬毛化 | 高い |
色黒肌 | 可能 |
痛み | やさしい |
効果の実感 | 遅い |
ダイオードレーザーの特徴としては照射方法が2種類あり他のレーザーの良い部分をとったバランス型のレーザーになります。
ショット式(熱破壊式)の場合はメラニン色素に反応し、剛毛なあなたへも効果が実感できます。
蓄熱式の場合は照射方法が異なり、熱で徐々に温めていくので痛みが少なく、色黒肌や産毛にも効果あります。
ただし蓄熱式に関しましては他2つのレーザーに比べると効果の実感はどうしても遅くなります。
また剛毛への効果も比較的低くなってしまうのがデメリット。
次の章では、照射方法(光の出方)を解説していきます。
照射方法は【ショット式】と【蓄熱式】
照射方法とは、光の出方のことをいいます。
2つの種類があり、出方によって効果や痛みなどが大きく変わってくるのでとても大事な部分です。
まずは比較表でそれぞれの特徴を見ていきましょう。
ショット式(HR) | 蓄熱式(SHR) | |
ターゲット | 毛乳頭 | バルジ領域 |
痛み | 普通 | やさしい |
効果の実感 | 早い | 遅い |
色黒肌 | 不可 | 可能 |
産毛への効果 | 弱い | 高い |
それでは詳しく解説いていきます。
ショット式(HR) 熱破壊式
ターゲット | 毛乳頭 |
痛み | 普通 |
効果の実感 | 早い |
色黒肌 | 不可 |
産毛への効果 | 弱い |
ショット式(破壊式)とは文字通りワンショットで毛乳頭を破壊させる方法で、施術の際も「バシッ バシッ」と音を立てながら照射していきます。
毛乳頭をターゲットにしていまして、照射から約1~2週間ほどでヒゲが「ポロポロ」と抜け落ちるのが特徴です。
ただし産毛への効果は弱く、色黒肌への照射は不可になっているのがデメリットになります。
蓄熱式(SHR)
ターゲット | バルジ領域 |
痛み | やさしい |
効果の実感 | 遅い |
色黒肌 | 可能 |
産毛への効果 | 高い |
蓄熱式とは1本の毛に複数回連写をし、熱を溜め込んでダメージを与たえていく照射方法になります。
ターゲットはバルジ領域で産毛にも効果的。熱を溜めて照射するので肌にもやさしく、色黒肌にも対応しています。
一般的にメラニン色素がターゲットではないので、毛周期に左右されないのが特徴。
ショット式(破壊式)とは違い、クリニックによっては「徐々に毛が細くなる」「毛は抜けない」と説明されることもあります。
ただし肌にやさしい分、効果の実感は遅いので早く効果を得たいあなたにはおすすめできません。
レーザー機器
レーザーの機器とは、レーザーを出す機器(本体)のことをいいます。
種類がたくさんあり、同じ機器(本体)でも複数のレーザーを出すことができる機器もあります。
今回紹介するのはこちらの11種類です。
- ジェントルヤグプロ
(ヤグレーザー・ショット式) - ジェントルレーズ
(アレキサンドライトレーザー・ショット式) - ジェントルレーズプロ
(アレキサンドライトレーザー・ショット式) - ジェントルマックスプロ
(アレキサンドライトorヤグレーザー・ショット式) - ライトシェアディエット
(ダイオードレーザー・ショット式) - ソプラノチタニウム
(ヤグレーザー、アレキサンドライト、ダイオード・蓄熱式 3波長を同時に照射) - ソプラノアイスプラチナム
(ヤグレーザー、アレキサンドライト、ダイオード・蓄熱式 3波長を同時に照射) - メディオスターNext PRO
(ダイオードレーザー・蓄熱式) - ラシャ
(ダイオードレーザー・ショット式or蓄熱式) - クラリティツイン
(アレキサンドライトorヤグレーザー) - スプレンダーX
(アレキサンドライトorヤグレーザー)
それでは詳しく説明していきます。
ジェントルヤグプロ
- レーザーの種類:ヤグレーザー(ショット式)
- 主なクリニック:ゴリラクリニック
- 痛みが強い分、効果が早い
- 波長が長く色黒肌ok
- 硬毛化や産毛にも効果あり
ジェントルレーズ
- レーザーの種類:アレキサンドライトレーザー(ショット式)
- 主なクリニック:湘南、渋谷クリニック、フェミークリニック
- 日本で多く採用
- 照射スピード(1秒間に1ショット)
- 照射の際に冷却窒素ガスが噴射。-21°で肌をを守るDCD(Dynamic Cooling Device)
- ジェル不要。ベタベタ感がない。ジェルの時間も削減
ジェントルレーズプロ
- レーザーの種類:アレキサンドライトレーザー(ショット式)
- 主なクリニック:レジーナクリニック、ルシアクリニック、レティシアクリニック
- ジェントルレーズの最新機種
- 照射スピード(1秒間に2ショット)ジェントルレーズに比べて。
- 広範囲に照射可能になった
- ショットが大きい
ジェントルマックスプロ
- レーザーの種類:アレキサンドライトレーザー(ショット式)ヤグレーザー(ショット式)
- 主なクリニック:ルシアクリニック、ジョウクリニック、アイエスクリニック
- ジェントルレーズの派生機種
- ヤグレーザーも使用可能になった
- 色んな肌質や毛質に対応可能
- 冷却ガス、ジェル不要(上記2機種と同等)
ライトシェアデュエット
- レーザーの種類:ダイオードレーザー(ショット式)
- 主なクリニック:リゼクリニック、トイトイトイクリニック、クレアクリニック
- ジェントルシリーズの次に導入数が多い機械。
- デュエットの名の通り、2種類の照射可能。
- 1つ目は吸引機能付き。肌を吸引しながら照射。痛みをやわらげれる。
- 2つ目は冷却機能付き。狭い範囲向け。ジェルが必要。ジェルの塗布と除去が必要。時間がかかる。料金はどうなんだろう?
ソプラノチタニウム
- レーザーの種類:ヤグレーザー、アレキサンドライト、ダイオードレーザー(蓄熱式)3波長を同時にブレンドして照射する方法
- 主なクリニック:アイシークリニック
- アイスプラチナムの上位機種。施術スピードがさらに早い。3波長、ジェル必須は同じ。
ソプラノアイスプラチナム
- レーザーの種類:ヤグレーザー、アレキサンドライト、ダイオードレーザー(蓄熱式)3波長を同時にブレンドして照射する方法
- 主なクリニック:レジーナクリニック、ジェニークリニック、聖心美容クリニック
- ジェルが必要だが、ショット式より痛みが少なく、照射スピードも早い。ほんのりとした暖かさ。
メディオスターNeXT PRO
- レーザーの種類:ダイオードレーザー(蓄熱式)
- 主なクリニック:tcb東京中央美容外科、フレイアクリニック、リゼクリニック
- 産毛に効果あり。
- 色黒肌でもOK。
- ジェルが必要。
- 照射感覚はソプラノシリーズと似ていて早い。
ラシャ
- レーザーの種類:ダイオードレーザー(ショット式or蓄熱式)
- 主なクリニック:グロウクリニック、tcb東京中央美容外科、リゼクリニック
- ダイオードレーザーを搭載したショット式と蓄熱式の切り替えが可能。照射面にマイナス15°まで冷却できる。痛み、熱さを感じにくい。
クラリティツイン
- レーザーの種類:アレキサンドライト、ヤグレーザー
- 地域の皮膚科で導入されている、全国展開の脱毛専門クリニックではあまり使われていない
- アレキ、ヤグの2種類使用可能。冷却機能付き、ドライヤーのように冷たい風が出る。
- 主に地域の皮膚科クリニックで使用。全国脱毛クリニックではあまり。
スプレンダーX
- 主なクリニック:アリシアクリニック
- アレキ、ヤグの2種類が可能。連続照射可能。冷却機能付き。全身で1時間程度。
医療レーザーのまとめ
ここまでたくさんの医療レーザーについて詳しく説明してきましたが、人によって肌の色や毛質、目的なども違うのであなたにとって最適なレーザーを選ぶことがポイントになっています。
- レーザーの種類と照射方法で効果が決まる
- レーザーの機器はレーザーを搭載している機械
- レーザーを選んでからクリニックを探す方が失敗しない
安心して欲しいのがどのレーザーも最終的なゴールは変わりません。
しかし、効果とのギャップが大きいとヒゲ脱毛コースの変更やクリニックの解約などで大事な時間とお金を損してしまう人が多数いるのが現状です。
効果を重視するのか、とにかく痛みを避けるのかしっかり検討してクリニックを選びましょう。
レーザーの目的が決まったら、クリニックで無料のカウンセリングに予約をして詳しいお話を聞くことが第一歩です。
医療機関は営利目的ではないので勧誘などなく安心してカウンセリングできますよ!
断りづらい場合は、一度持ち帰って検討します。っと伝えましょう。